diary

考えてること、思ってること

時効

 

 

 

 

 

もう時効かと思うので

あの忌々しい日の真実をここに記そうと思う

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

高校三年生の頃

相変わらずSNSにハマっていた私は

趣味用等のアカウントをいくつか持っていた

 

 

 

 

 

そのうちの一つを下の名前でやっていたが

知り合いはフォローしていなかった

 

 

 

 

 

 

ある日、フォローしてきた人が

同じ学校同じ部活の人の別垢だった

 

 

 

 

私の部活動は1年の頃仲良かったものの

部内恋愛等もゴタゴタあり

バイトでみんな部活に来なくなり

少しギクシャクしていた

 

 

 

 

私はその子が気づいたら苦手だった

自分のことを

ぶすという系のサバサバした女の子

でも、こわかった

私の個人情報を漏らしてないアカウントを

見つけられたことが

探していたのだろうか?

 

 

 

 

 

それと同時にこのアカウントが私ではないと

確信を持ってもらわなきゃいけないと思った

 

 

 

 

 

だって正体を隠しているアカウントを

堂々と別垢でフォローしてくる神経も

信じられなかったし

なんとなくその子は私のこと

嫌いなんだろうなぁっていう感じもした

私とは基本的に合わない子だったのだと思う

 

 

 

 

 

 

 

 

 

わたしは実際の学校と話が噛み合わないように

嘘ばかり呟いたわざと言葉を悪くも言った

 

 

 

 

多分少しプライドもあったのだと思う

 

 

 

 

 

 

 

 

ある日の夜

私の本垢に最低だなという次期部長の言葉と

同じ部活の人の批判の言葉が殺到した

血の気が引いた

何が起きたのか全然わからなかった

 

 

 

 

 

 

 

 

何をどうしたのかわからないが

私の悪口は部活の悪口を言ったことに

変換されていた。

部長が使えない等の。

 

 

 

 

 

 

一個上の先輩の部長とは

入りたてから毎日一緒に練習した

先輩はいつもキラキラしてて

かっこよくて上手で

大好きだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

本気で言ってると思ってるの?

本気で私が

そんなこと思ってると思ってるの??と

自分のことを信じてもらえなかったことが

ショックで仕方なかった

 

 

 

 

 

あの子は本当は毒舌

裏表がある子。

自分はできないのに

悪口だけ言って本当に性格悪い

いろんな話が回ったと思う

 

 

 

 

 

 

 

ガタガタ震えた

冷や汗をかいた

この上ないストレスを感じて

このまま死んでしまった方がマシだと

学校に行くのをやめようとさえ思った

 

 

 

 

 

 

 

あの時強がらなければ

余計なことをしなければ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

正直に話して理解してもらえるわけがない

許してもらえるわけがない

 

 

 

 

 

 

 

 

そう思って無理やり嘘をついた

あれは、他の子との共同アカウントで

もう一人の子が呟いてたことだと

 

 

 

 

 

 

 

でも自分のした事により

誰かを傷つけてしまったと

深く後悔した

悪くない私は悪くないって思いながら

私を晒し者にした彼女に恐怖を感じながら。

 

 

 

 

部活の集まりで全員の前で謝罪

先輩たちの大会のところに行って

謝罪もした

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

部長は

私は嫌われ役だと思ってる

嫌われる覚悟を持って人の上に立ってるから

傷ついてないよ 大丈夫

それに、あなたがそんなこと

本気でいう子だと思ってないわ

と言ってくれた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ずっと練習を共にした後輩も

あれ嘘ですよね?

先輩がそんなこと言うなんて

信じられないです。信じてないです

と言ってくれた

 

 

 

 

 

 

 

 

その日はたくさん泣いた

悲しい気持ちと

理解してくれる人がいる嬉しい気持ちを持って

 

 

 

 

 

 

 

私は負けず嫌いの頑固者だったから

部活をやめろと言われたけど

引退までしがみついた

絶対に負けたくなかった

彼女にも、本当の私を知らないみんなにも

 

 

 

 

 

 

 

 

彼女の噂はその後ちらほら聞いた

未だにいろんな人のアカウントを見つけては

フォローせずに見ていること

数人で集まってみてその話をしていること

バカにして悪口大会をしていること。

彼女の仲良い人からね。

 

 

 

 

 

彼女のこと

誤解していたと思いたくて

何度もいろんなところから見てみた

いろんな箇所をプラスにとるように努力した

 

 

 

でも無理な人は無理みたい

 

 

きっと悪い人ではないと思うたぶん

でも私とは合わない

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私と彼女は今でもぎこちない関係でいる

彼女は知らないが

私は苦手

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてもし、彼女が故意的に何かをしていた

または嫌っているのであれば

仕返しは幸せになること

それしかないと思ってる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

女って怖い

その時またその感覚を思い出した

 

 

 

 

 

 

 

 

私はこの出来事を忘れない

 

 

 

強がりで発言しないこと

どんな理由があろうとも

思ってもないことは言わない

なるべくいらない嘘はつかない

 

 

 

 

 

 

そして前にも私は悪者になったことがある

その時も他人の悪口を肯定しながら

聞いていた

そういう八方美人な態度も

きっとダメなんだと思う

 

 

それももうしない

 

 

 

 

そう決めた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

たまに思い出して苦しくなっていたが

今日も私は元気に幸せな生活を送っている

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どうか、二度とあんな日が来ませんように。